2011年5月4日水曜日

昭和のスピーカー


DIATONEというメーカーのDS-25BMk2というスピーカー。
ヨコヤンから譲り受けました。


パッと見、でかいっす(笑)
色々怒られそうな写真ですが、REQSTのSP-7とはこんなにサイズが違います。
最初は床に置いて聴いてみたのだけどさすがに低音の響きが床に伝わってとんでも
ないことになってしまったので、RKSTスタンドにのっけてみた。


パッと聴き、SP-7に似てる!と思った。
なんというか、音の質感・方向性がよく似てる。


リファレンスを色々聴いてみて、サイズに似合わずおもしろいハイをしている。
というか、低音が弱くてハイが強い。
予想していた以上にクリアで濁らない。
逆に言うと、量感に乏しくて地味と感じるかもしれない。


ツイーターに対してウーハーがかなり歳をとっているように見えるので、
そのせいかなと調べてみたら、どうやらやはりそういう傾向の音らしい。


それもそのはず、79年と言ったらまだまだレコードの時代。
レコードをより良く鳴らすとしたら、この傾向は大いに頷ける。
CDだとちょっと良さが発揮できないだろうね。
そもそもCDを想定して作られたわけではないし。


ハイを調整するツマミがついているので、それをマイナス1に。
プラス1にしちゃうと結構ヤバい(笑)
マイナス2にするとこのスピーカーのおもしろさが無くなる。


それでも足りない低音はEQで足して、それでもちょっと耳に痛い1~2kHzは少しだけカット。
レコードをイメージして調整、ニューシネマパラダイスのサントラをかけてみる。


いい感じ。





1999年に撤退したDIATONE。
このスピーカーの発売は1979年。自分が生まれるよりも前。
昔はNHKと共同で開発したりしていたそうです。
ひょこひょこ顔出してくるよなーNHK。



今ならダイアトーンと呼ぶのだろうけど、ダイヤトーンと呼びたくなる、
そんな昭和を感じさせるスピーカーです。




想いを、馳せてしまうな。