2010年2月7日日曜日

スーパーピアノレッスン

そんなタイトルの番組があります。NHKで。


金曜の朝起きていいともでも見るか〜と思ってつけたテレビ。
スタンウェイのグランドが2台並んでいて何やらピアノレッスンの番組らしいということはわかった。

先生役はもちろん、生徒もハイパーうまくて「なんだこの番組?!」と思って番組表を見ると『スーパーピアノレッスン トルコ情熱の巨匠フセイン・セルメット』と書いてあった。

情熱のあまりぶち切れるセルメット、苦笑いするしかない生徒。
まっ昼間からなんつー番組やってんだ、NHK。
しかもシリーズ9回目(色んな先生、生徒が代わる代わる出る)でテキストまで出ている。いったい誰が買うのか。オレか。

それでもやっぱり巨匠と言われる人は音そのものが違うもんで、楽譜に書いてある音やフレーズ、クレッシェンドやらなんやら全てを本当に深く読み取り熟考していて表現の意図が明確。ゆるぎない。生徒くんもその辺にいたら明らかに「この人うまいなー」って思うレベルなんだけど、情熱の巨匠は段違い。なんだか感化されてしまった。

レッスン曲はベートーベンのソナタ30番だったのだけど「あ、その表現バッハも一緒だな」と思うところがあったり随分参考になった。
最終的には自分もピアノの前に座り一緒にレッスンを受けているっていう(笑)

写真は最近読んだ『さよならドビュッシー』。一応ミステリーですが意外にもピアノの勉強になりました。