2011年6月28日火曜日

Michiluca、とこれから



振り返る余裕もないほどに、日々は進んでいくけれど、少しだけ。




実は出て行く前、楽屋で泣いていました(笑)
なつみちゃんよりも誰よりも早く。
ライブが始まってすぐ、いつもの、かつて日常だったあの歌が、メロディーが、音の数々が胸を打って。この2年なんて、一瞬のうちにどこかへ行ってしまった。
込み上げてきて止まらない。
泣くつもりなんてなくて、そういうバイバイでもなくて、何より先日のリハがすごく楽しくて。

だから、それを止めるための予防策もなかった。


ショコラトルのあずちゃんに慰めてもらって。
ちょっと迷惑かけちゃった。





ふるんさんから拝借の写真。
さあ、登場からはあっという間。
どう出て行くかを前日から考えていたんだけど(笑)、無理矢理な盆踊りみたいなダンスで登場してみました。こういうしょうもないことは、考えます。
誰かそのシーンの写メとか撮ってるんだろうか。


たぶんなつみちゃんに「いやーこの人はなにをやってるんでしょうか...笑」というMCをされるだろうと思っていたら「この人、すごく頑張っているんです。胸が痛いです。笑」と言われ、「ああ、帰ってきたんだな。」って思った。


演奏そのものに関しては反省点ばかりですが、今の自分にできること、今までの自分の熱というものをありったけ込めるということ。
自分の想像を超えるほどのエネルギーを放つということ。
命を削って音にする。
それがやはり自分にとって音楽の本質で、ずっと変わらないこと。
理知的で冷静で奇麗というものに憧れを抱いて生きてきたけれど、これからもきっとそうだけれど、自分の中心にあるのは真逆のもの。
Michilucaとも自分とも正面向き合ってぶつかって、あとはその瞬間に生まれた音と、聴く人の想いに委ねる。

自分が一番好きなLiveのカタチを自分ができるようになりたい。
そう想う。


自分がピアノを弾く姿って結構カッコイイらしくて(笑)、でもそれってきっと人と向き合う時もきっとそうで、要は何もさらけだしてなくて偽りばかりだということ。
それがきっと姿にも音にも出ていたんだろうなって。


もっともっと、伝えたいことはある。
これからも少しずつだけど、変わっていきたい。
自分の口からでまかせも、残酷な性分も冷めた目も多少はマシになるかもしれない
。できれば無表情も!


まあ、意外とお褒めの言葉を頂いたのでよしよしかな(笑)





現旧メンバーとnestのキッチン、小林さんとパチリ。
おのくんも、りえちゃんも来てくれて、オレは幸せです。
ホントに。


そしておいしい、素敵なライスプレートでした。
mopsyの「たまご」からオムライス!だったそうでびっくり嬉しい。




時に、ひどい事を言い、残酷な決断もしなければいけない。
それがバンドのリーダーにとっての責任だと思っていて、それを背負って生きていかなくてはいけない。決断が間違っている時もある。
自分の見るその人の未来、それを考えて、その決断をする。
それがどれだけつらいか、悲しいか。
そうして言葉が曖昧になって、まわりくどくなって、ますますつらい思いをさせてしまう。優しいのではなく、甘い。
自分よりもっとつらい人も悲しい人もいるのに。
それだけの器じゃなかった、自分は。
できるだけ波風なんかたてないで、楽しく生きていきたいなんて考えて。
本当に、不器用だ。
でも、傷でもなんでも背負って生きていく。
その人の未来が良くなるなら。


仕事だからどうこう、それでクォリティが高くなっても音楽は良く鳴らない。
響かない。
仕事ということを忘れてぶつかりあって初めて音が生きてくるのだと思う。
それをわかっているのが仕事の前提、だと思うけどね。


でも、できるだけ多く、笑っていたい。
無闇に人との距離を作るのも、もう無しにしたい。







打ち上げは結局一次会だけ参加。

鍵盤をポリスターまで運ぶ。
思っていた以上に全てを使い切っていて、感傷に浸るとかそういう余裕すらなく、なんだかすれ違い迷いブラブラ。
本当に体も脳みそも心も動いていなかった。
人からの言葉は覚えていても自分が何を言っていたのか覚えていない。
まずい!(笑)


Michilucaのみんなごめん!
オレもうすっからかんでした。



帰りの電車で色々想いを巡らせて、少し元気をもらえる嬉しい出来事もあって、さあ降りるぞ!
と思ったら立てなかった(笑)
4曲にどんだけ使っとんねん。






素敵なプレゼントも頂きました。
他にもおいしいキャラメルとかおいしいみかんとか。
こんな出戻りの脇役に...。
嬉しかった。
マリちゃんのお母さんとしゃべっている時にまた涙がこぼれてしまった。



これからに向けて、迷いや悩みはもちろんあります。
けれど日々に見えるものも確かにある。
動き出したものもある。
それは目まぐるしくて慌ただしいけれど、走って掴んで乗り越えて、辿り着きたいと思います。



Michilucaのみんなと出会ったみんなに感謝を。
ありがとうございました!