橋本先生という音楽の先生が指導してくれてたんだけど、その時に教わった声の響かせ方を思い出す。
みなさんご存知の通り、自分の声というのはデフォルトでものすっげく鼻にかかっている。
初めて自分の声を聞いた時は「誰だこいつ」と唖然、正直キモかった。こういう声の人嫌いだなと思っていたら自分がそうだったっていう。
ちなみに小林武史の鼻かかり具合と似ていると思う。
話がズレた。
声が響いているかどうかを、触って確認する。
音が高くなるにつれ、鼻、おでこ、頭と響く場所が変わってゆく。
単純に言えば、響いてなかったらあんまいい声が出てないってことなのかな。
そんなわけでとにかく鼻はいくらでも響くんだけど、頭がでかいせいか骨が厚いせいか、今まで一度もおでこや頭に響いたことがなかった。
小学生の頃、それが随分ショックだったのは覚えてる。まわりのみんなは響いてた。だから余計に。
自分は音楽的には優秀な方だったので、そのプライドも傷ついたし(笑)、先生を落胆させてしまっていた。
そんなことを思い出しながら今日おもむろに練習中触ってみた。
響いてた。
嬉しい。
うまくなったわけではないにしても、あの頃「なんで自分だけ響かないんだろう…」とショゲてたことが今になって報われるとは。
橋本先生に報告したい!響きました!(笑)
日々精進、努力しないとな。
写真は空也もなか。
焦がし皮という香ばしくしっとりした皮に絶妙な甘味のあんこ。甘すぎず甘くなさすぎず。
派手なうまさではないけど、食べてしばらくして考えて、これほどの「Theもなか」ってなくね?と驚く。
全てが計算され、研究されつくされているもなかだ。
今までもなかって、自分にとってキャラクター的な位置付けだったけどそれが変わった。
とりあえずのお茶菓子だったりとりあえずのご当地物だったり、当たり外れという概念すら希薄だったり。
まあ、花園饅頭のもなかもおいしいけどね。
いやぁ、考えさせられるな、このもなか。
予約しないと買えないみたいだけど、オススメ。